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辺境ですみっこぐらし。

自己満足で描いた漫画やSS置き場、時々毒はいたり。

3月14日(ss)

Category獅子帝夫妻ss
カイザーの生誕祭という事で。
SS調のプロットから書き起こしたものです。
ほぼ、セリフで進めてます。

※携帯からアップしたものを載せてたのですが不具合が出ましたのでいったん削除します。

※陛下25歳を超えて、長生きしてます。

「お誕生日おめでとうございます、陛下」
「あぁ、」
「ささやかながら、プレゼントを用意しましたわ。どうぞ」と包みを渡す。
「すまないな。気を遣わせてしまったな。」わくわくしながら包みを開ける。いくつになってもプレゼントを開けるのは楽しいものだ。
「!!なんだ?これは…」氷つくカイザー。

そんなカイザーの反応を気に留めず「お家で気軽に陶芸をしよう!ろくろセットですわ。」と答える皇妃。
「陛下は無趣味で、どちらかというとワーカーホリック気味でしょう?」と、さらに続ける。
「だれが無趣味だ…ワーカーホリック気味なのは認めるが…」
「そう!それですわ、陛下。」
「ADの時代から人は土をいじる事によって心の安寧を得られますわ。
それに気持ちにゆとりが得られます。気持ちに余裕ができれば感情を抑える事ができますわ。」
皇妃の言に少し引っ掛かりを覚えたカイザーであったが

「私もアレクと一緒にしてますのよ、ストレスも解消にもいいですし、それに胎教にも良いですもの。」と、皇妃はふくらみ始めた腹部をさする。

「ストレスって?何かあったのか?」皇妃に向き直るカイザー。
「お聞きになりたいのですか?」にっこり笑う皇妃。しかし瞳の奥は笑ってない。
「いや、いい…」思い当たる節が多々あるカイザーであった。
話題を逸らすように「ん?まて、さっきの言い様 まるで予が子供のように感情が抑えられないというのか?」少し引っかかった事を口にする。

「まぁ?そのように聞こえまして?ウフフ」ふわっと微笑む皇妃。だが、なにか含んでるような微笑だった。
「……・」色々負い目がありすぎて沈黙せざる得ない。結婚して三年。
最近は言いたい放題の妻である。

「しかし、せっかくの贈り物で悪いが、予はこういうものは好まん」
「まぁそうですの?陶芸の先生の話によれば、アレクの作ったカップが素晴らしい!才能がある。と褒めて下さって、今度その先生が開かれる個展に出品したいとの申し出がございましたのよ?」
「なに?2歳の子供の作ったもの個展とは・・・!!」ビックリと同時に負けず嫌いな部分が出てくるカイザー。
「私から見ても素晴らしい出来でしたわ。・・・でも残念ですわね。これは下げますね。」とろくろセットを抱える皇妃。
「ま、まて!・・・せっかく貴女か用意してくれたものだ。処分するとはもったいないな、此処に置いておけ」
「はい、承知しましたわ。アレクがそろそろお昼寝から目が覚める頃合いですので様子を見て参りますわ。」
「うむ。」

一人になった部屋で
「2歳の子供でもできるのだ。父親たる予ができない訳がない。父親の威厳をみせるに十分な物を作ってやる。」
ともあれせっかく貰ったしと使ってみないと勿体いな…
と貧乏性の皇帝は頭にタオルを巻き、ジャージ姿に着替え、グルグルとロクロをまわしてみる。
(うーん、なるほど、これは意外と面白いな。集中力もつくし、土の感覚が安らぎを覚えると言うのは本当だな 初めてにしてしては良くできた方だな。以外と才能があるな俺。作品第一号皇妃にプレゼントだな。)
と、できたモノ(カイザー自画自賛)を見ながら一人悦に入る皇帝だった。

そっと、ドアの外でその様子を見守る皇妃。
(よかった・・・お気に召していただいたようね。
最近、色々お忙しいようでしたもの、これで少しはストレスが発散されたらいいわね。
私がもっと陛下のお心を安んじられる存在だったら・・・。こんな回りくどいやり方はしなかったのに・・・)
ふう・・・とため息一つくとそのまま踵を返した。

皇妃が思いがけない贈り物にこの上ない喜びを味わうのは少し先の話である。

何が何だか・・・駄文失礼しましたヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
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